南国宮崎に足りないもの。

人生初の宮崎県に上陸。
恥ずかしながら宮崎について知っていることはマンゴーと巨人軍のキャンプ地ということくらい。
純粋な気持ちで飛行機に乗り込んだ。

空の玄関はブーゲンビリア空港。
変わった名前だと思っていたら、花の名前が由来らしい。
鳥取のコナンや鬼太郎にも驚くが、名古屋のセントレアやここブーゲンビリアは意味がわからないという点でダントツに個性的だ。
宮崎空港で十分だと思うが、もし何か足したければ宮崎南国空港など、気候や風土などが感じられる名前の方が適してる気がする。

さて、空港から国道を走っていると青々としたヤシの木が出迎えてくれる。
春にもかかわらずTシャツで過ごせるポカポカ陽気と心地よい潮風は紛れもない南国感。とても気持ちが良い。

青島神社は小島にポツンと佇む神社。
周りは鬼の洗濯板と呼ばれる起伏がある海岸で囲まれ、朱色の本殿は強い日差しと相まって、南国気分を増幅させてくれる。
亜熱帯林の木漏れ日を抜けると小さな社が見える。
ドラクエなら伝説の剣が刺さっていそうなロケーション。
鵜戸神宮は断崖にある神秘的な場所。
本殿は切り立った洞窟の中にあり、とても神々しい。

日本各地の神社仏閣を色々と行っているが、どこにもないその風光明媚な景観はとても素晴らしい。

南国もいいが、宮崎の良さは神秘を感じる点だと思う。
何より南国であっても、リゾート感はない。
南国という枕詞に続くのは、やっぱりリゾート。
ここの物足りなさはリゾート感でもある。

南国空港は撤回。
宮崎“神秘”空港のが合ってるのかもしれない。

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