コロナ禍のホテル事情 – ポルト編 –

アムステルダムからポルトへ。
すでに出発から24時間以上が経っており、早くふかふかのベッドで大の字になりたい気分。

空港からはタクシーでホテルへ。
ホテルの前に着くも電気が消えており、営業している様子がない。

しばらくすると一人の男性がドアを開けてくれた。
話を聞くと、コロナでホテルを閉鎖しているとのこと。
日本からはアプリでこのホテルを予約していたが、サイト経由でメッセージを送っていたらしい。

正直、OTAから予約後に送られてくるメッセージは、「保険は入れよ」とか「レンタカーはどうだ?」とか「次回使える割引券(但し1ヶ月以内有効)」みたいなことばかりで、全く開いたことがなかった。

実際、OTAからの予約が一方的にキャンセルされることはたまにある。
いつもなら再度近隣のホテルを予約するだけなので、特に焦ることもない。
ただ、この時は長旅で疲れ切っていたのでガックシきた。

「あー、まじかよー」

気付けば疲労で頭が回らず日本語で愚痴っていた。
そんな僕を見かねてか、その支配人が一緒にホテルを探してあげるとロビーに入れてくれた。

今考えればとても親切な方なのだが、すでにガックシから立ち直れず、提案されたホテルを断り、自分のスマホで違うホテルを再度予約した。

そのままそのホテルを後にして、次のホテルに向かったが、まさかのそこも休業中。
アプリでは予約も決済も完了しているのだが、そのホテルがズボラなのか、今日突如休業したのかはわからないが、とにかくやってない。

もうこの街のホテルは全て休業しているんだと勝手に悟り、エアビーで泊まっている友人に頼み込んで泊めさせてもらった。

元々、単に安いだけで不便なエアビーがあまり好きではなく、旅行先ではちゃんとしたホテルに泊まる。
だが、こういうご時世なので、ホテルの営業も不安定。
館内から感染者が出たり、政府の自粛要請があれば閉めざるを得ず、こちらの事情など関係ない。

逆にエアビーは個人間のやりとりのため、こういう状況にめっぽう強い。
実際このポルトの二件のホテル以外でも、バルセロナのホテルもコロナで休業が決まり、OTA経由で連絡が来た。

お借りしたロフトで安堵に浸りながら、夕食も取らずに爆睡した。

次の日からは街を散策。
歩いている人も少なければ、休暇で浮かれている人もいないので、全く年末感はない。
お店も昼間はひっそりとやっているが、夜は歩いている人もほとんどおらず閑散としている。
この辺りは同時期の東京とは全く逆で、コロナへの意識は高く感じた。

しかし現状は悲惨でここポルトガルの100万人あたりの感染者は約7万人で日本の20倍以上である。(日本は約3000人)

大きな病院の前を通りがかったが、待合室を飛び出し外まで行列するほどの人の数で、一見平和そうに見える街も実は病んでいる。

ポルトに着いて三日目の朝のこと。
コロナ水際対策のため、1月4日から帰国を含む海外からの入国をかなり厳しく規制する記事を見つけた。
これによると4日以降に帰国すると問答無用で14日の強制隔離になり、おうちに帰れない。

それは非常に困る。。。

その後も色々な記事を見たが、帰国後に受ける羽田のPCR検査が陰性なら帰れるとか、レベル3の国(オランダなど)に渡航した場合は14日隔離はマストとか、そもそも日本への飛行機に乗るには72時間以内のPCR検査結果が必要とか、情報が錯乱していた。

出発の羽田の対応を見ていればわかるが、とにかく各国の規定が日々変わり、空港スタッフでも把握しきれていない状況。
この時点で何事もなく、無事おうちに帰れる保証はなくなった。

そもそもこの規定が変わらずともオランダに入国している時点でかなり不利な状況。
実際は入国しているが、「トランジットだけ」で押し切ろうとしていた訳だが、ここまで来るとどうにもならない。

しょうがないので、当初5日に帰国だった予定をずらし、2日に帰国できる便を再度予約することにした。
また困ったことに、いつもは必ずオフィシャルサイトで航空券を買っているが、今回だけは格安サイトで購入していたため、日程変更はできない。
つまり、実費で航空券を買わないといけない。

大きな出費だが、背に腹はかえられぬ。
渋々、マドリードから羽田行きの便を新規で買った。

次の日は午前の便でマドリードの予定。
夜にやることもないので、早めに就寝した。
次の日、この旅最大のピンチが起こるとも知らず、、

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