長崎は今日も豪雨だった。

しばらく海外には行けそうもないので、久々の国内一人旅。
国内だと東京からの便が良すぎるので、パッと行ってパッと帰ってくることが多い。
北海道の知床や沖縄の宮古島や久米島ですら日帰りでしか行ったことがない。
今回は時間も有り余っていたので、一週間ダラダラすることにした。

さて、選んだのは長崎。

長崎ほど中世から近代にかけて変わった歴史を持っている場所は日本にない。
ザビエルによって初めてキリスト教が伝えられ、キリシタン大名の誕生。
島原の乱をきっかけに以後200年続く鎖国。
その鎖国中に唯一貿易が許された出島。
明治維新のフィクサーことトーマスグラバーの拠点も市内にある。
実戦に使用された最後の原爆も長崎である。

最近では隠れキリシタン関連で世界遺産登録されている。

世界遺産の教会群は県内に多数存在するが、どこの教会も急激に増えたであろう観光客の受け入れにあまり好意を持っていないというのが率直な印象。

中に入っちゃダメ、動画ダメ、写真ダメ、外観のみ写真いいけどいいカメラで撮るのはダメと、僕の観光スタイルとはすこぶる相性が悪い。

同じ多数の世界遺産群がある京都はその辺は寛容で、人に迷惑をかけなければ特に注意されることもない。
中には三脚での撮影を有料プランで認める平安神宮のような場所もある。
経緯はわからないが、最初は口頭で注意してたが、キリがないため時代に合わせてマインドもアップデートしたものだと思われる。

確かに平安神宮ほどの規模感があればそれなりの入場料を取れるだろうが、隠れキリシタンの信仰のための教会となれば規模感も小さいのが当たり前。
寄付を募っても日本人は寄付する文化がないので、スルーされるのが関の山。
世界遺産に登録されたからと言って、恩恵がなければめんどくさくなるのも至極当然である。

南は島原、北は生月島まで色々行ったが、一番感動したのは、やっぱり平和祈念像。
昔からテレビや教科書などで見ているせいか、僕の長崎のイメージはこの像である。

原爆資料館にも初めて足を運んだが、目を塞ぎたくなるような内容ばかり。
これを見て何を思うかは個々の自由だが、広島の原爆ドームと合わせ、日本人なら一度は足を運ぶべき聖地だと感じた。

ちなみにこの記事を書いているのは12月だが、行ったのは7月。
あの九州集中豪雨と重なり、滝のような雨に震えながらほとんどをホテルで過ごしていた。

一週間もいたのに行きたいところもろくに行けなかったため、年内の再訪を考えていたが、気付いたら師走。
「その年に撮ったものはその年に」派のため、サッと映像を編集し、公開に振り切った。

また、来年ゆっくりと行きたいと思う。

 

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